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選挙に行こう’99キャンペーン

高知県知事選挙

現職・橋本大二郎(52) VS 新人・県農協連会長 所谷孝夫(69)

11・11 告示
11・28 投票


私たちFUSE学生ネットワークは、「学生生活を有意義に」また「社会の即戦力となる力を養うこと」を目指し、学生だけで運営している学生団体です。

共通目標は、「若者のパワーで高知を活性化させていこう!」です。

「一緒になって高知を盛り上げてくれる知事」という観点から知事を選んでみましょう!


高知県知事選挙開票結果

(28日午後11時53分選管最終)

橋本知事が3選 所谷氏に14万票差

二十一世紀につなぐ県政のかじ取り役を決める高知県知事選挙は二十八日、県内五十三市町村で一斉に投票が行われ、即日開票の結果、現職の強みを発揮した無所属の橋本大二郎氏(52)が、無所属新人で県農協連会長の所谷孝夫氏(69)=自由党、自民党県連推薦=を約十四万二千票の大差で破り、三選を果たした。保守系現職に農協組織のトップが挑むという全国的にも異例の構図や激しい選挙戦を反映して、有権者の関心は高まり、投票率は六二・七三%と、過去最低だった前回七年を九・八八ポイント上回った。地方分権が実行段階を迎えた中、過疎・高齢化が進む中山間地域の再生、県財政の立て直しなど山積する懸案の解決への道筋をつけ、新しい世紀の着実な飛躍への展望をどう切り開いていくかが、橋本氏の三期目の最大の課題となる。

開票は、赤岡町、吉川村の午後八時四十五分を皮切りに始まり、スタートから順調に票を伸ばした橋本氏が、最大票田の高知市など市部の開票作業が始まって間もない同九時三十八分、早々と当選確実を決めた。

橋本氏は西土佐村、三原村で所谷氏を下回り、前回に続く“完全制覇”はならなかった。得票率は橋本氏六七・四五%、所谷氏三二・五五%で、橋本氏は県知事選史上最高だった前回より一七・七八ポイント低下。また、橋本氏の得票は前回を約一万票下回った。

三選を果たした橋本氏は、昨年の県議会十二月定例会で引き続き県政を担当する意欲を表明。今年七月には「草の根」を主体にした後援会が活動を始めた。しかし、当初は事実上の信任投票となる可能性もあったことから、活動が不十分なまま本番に突入。橋本氏が県内を回ることによって、ようやく「草の根」の動きが活発になった。

また、前回に引き続きどの政党からも推薦・支持は受けなかったものの、自民党の一部県議が積極的に支援したほか、公明、共産両党も実質的に支援。橋本氏を推す企業・団体とともに、運動の中核として大きな役割を果たした。

選挙戦では二期八年間の実績を踏まえて「改革の継続」を強調し、「本当の争点は『新しい流れ』を続けるか、『古い流れ』に戻すかの選択だ」と危機感を前面に押し出した戦術を展開。抜群の知名度と若さ・行動力に支えられ、引き続き県政を担うことになった。

一方、所谷氏は「ぬくもりのある県政」を掲げて、十月一日に出馬を表明。農協組織の活発な動きに加え、自民党県連や自由党、県職員労働組合などの支援もあって、出遅れによる知名度不足はある程度解消された。

選挙戦では現職の政治姿勢・手法を批判し、「この戦いは農民一揆(いっき)ではなく、県民一揆だ」と強調。しかし、自民党が分裂状態となったことや農協組織の特性などから、地域によって活動量に大きな差があり、浮動票層の多い市街地への浸透も不十分だった。最終盤には組織内や農業者を固める戦術に転換したが、現職の厚い壁にはね返された。

夢のある高知をつくる

橋本知事の話 私に複雑な思いを持ちながら、なお期待を寄せてくれた多くの方々にきちんとこたえていくのが、これからの私の務め。地域の身近な問題と将来に向けた種まきのバランスを取りながら、二十一世紀へ夢のある高知をつくることに取り組んでいく。

橋本大二郎氏(52) 無所属・現B

慶応大経済、法学部卒。昭和47年NHK入局。報道局社会部副部長、同局科学文化部次長などを経て、平成3年8月退職。同年12月知事初当選、7年11月再選。全国知事会副会長。全国高速自動車国道建設協議会副会長。鉄道新線建設全国協議会長。東京都出身。当選3回。

(高知新聞より抜粋)

橋本大二郎氏 ホームページ