就職活動を始めるにあたって
就職活動。このページを見られたあなたは、最近急に重いものを背負ってしまって、とても不安を感じているのではないでしょうか?それは多分今までに経験したことの無い岐路に立っているからだと思います。
私達は今まで色々な選択をして生きてきました。高校受験。大学進学・・・。その時々で悩んできたと思います。しかし今直面している就職活動というものは、今まで生きてきた中で最も大きな決断だと思われます。
皆さんが今なぜ一番戸惑っているのか?
それは生まれて初めて自分で道を選ぶという場面に直面しているからではないでしょうか?全ての責任が自分にのしかかるという場面です。もしかしたら今まで自分で決断していたと思っていることは、実は周りの意見に従っていただけだったかもしれませんね。
自分は何をやりたいのか?
自分には何ができるのか?
就職活動を始めると、「自分がいかに自分のことが分からないか」に唖然としてしまいます。。。
小学校の頃の夢を今も持ちつづけているでしょうか?今もその夢を実現させようとしているでしょうか?プロ野球選手になりたい。歌手になりたい。
なんでそんなことを夢見たのだろう?テレビの中の出来事に憧れているだけ?誰もがなりたい職業だから自分も?
多くの人が夢と現実のギャップに苦しみます。なりたいと思うことも「命を賭けても!」というような強い信念ではないと思います。そんな信念がある人は本当にスゴイと思います。ほとんどの人が悩んでいるのだと思います。
自分はどうなりたいのか?
この問いって、私たち学生だけが取り組んでいる問題ではないですね。
昔からの永遠のテーマ。哲学の世界なんだと思います。
We're searchin' for the real happiness.
答えはすぐには出る筈はないですね。もちろん就職活動中だけ考えれば良いというものでもありません。色々悩みながら、苦しみながら、自分なりの答えを見つけていくものだと思います。
ある人が言いました。
「自分のやりたいことが見つかるまでが、就職活動なんだよ」
就職活動は誰のため?
就職活動というのはとにかく苦しいですね。試験で落とされると、自分の全てが否定されたような気分になるし。面接官の質問も、自分が目をそむけていた弱い所を容赦なく質問してきます。
苦しいから就職に関する楽な方法を探します。いろいろな本を読んだり、いろいろなマニュアルを探します。いつの間にか、内定を貰うことが目的になっていたりします。
でも本当に求めているものは違うんだよ。人に「スゴイね!」って言われるためではないんだよ。
自分に対してウソのない解答。
両親のいる所で就職する。高知を離れて自分を試す。金にならないと人に言われても、夢にチャレンジする。家庭の事情で、夢よりも現実を優先させる。就職しない。人それぞれに色々な答えがあります。
人の意見に従うのではなく自分で答えを出したなら。その答えに対して、後から納得できると思えるなら。自分から逃げてないならそれでいいんです。素晴らしいと思います。
就職活動の正攻法
結論はもちろんありません。ただそれではあんまりなので、1つだけ内定を貰える最大の結論を示します。それは、・・・
採用担当者が、あなたと仕事をしたいと思ったら合格!
これが私達の結論です。人に「あう人」「あわない人」があるように、会社にももちろんこれあります。
就職に関する情報がたくさん溢れていて混乱しがちですが、シンプルに考えると楽になるかもしれませんね。
それとどうしようもないことですが、タイミングもあります。同じ人が同じ企業で同じように就職活動をしても、年によって内定が出るとき出ない時があります。企業の業績・方針にも関係があるからです。
自分だけの力で結果が出せるわけではないのです。やはり縁です。入試のように、何点取れば入学。何番に入れば入学ではありません。
お世話になっている本田さんと、山近さんのページです。
PONTAの就職ゼミ。
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ザメディアジョンHP。
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みんなが頑張っていることを知ってくださいね。
メーリングリストを活用しよう!
FUSEでは、高知県出身の学生が中心になって、就職活動についてメーリングリスト(注)を活用し、活発な意見交換を行なっています。
(注)メーリングリストというのは、自分の出したメールが、登録メンバー全員に届くというものです。 また、他の人のメールも全部読むことができます。登録は簡単です!
ジョブウェブ高知
インタビュー企画
FUSEはケンジン(高知県人材情報研究所)と提携し、何処よりも正確な就職情報を仕入れています。またFUSE独自で企業に接触し、就職についての情報アドバイスを頂いています。
就職インタビュアーになってみませんか?
FUSEは学生という立場を最大限有効利用し、企業などに直接お話をお伺いしに行くことも多々あります。あなたも一緒に企業訪問しませんか?就職のコネはないからといって諦めるのではなく、作り出すことだと思います。お話を聞いてみたい企業がありましたらご連絡ください。一緒にアタックしてみましょう。
就職のことは就職採用者に聞け!
第一弾 宇治電化学工業株式会社人事課 川村氏
日時
1999.9.16 18:30
場所
高知市内某喫茶店
インタビュー・編集
横谷 公仁(高知工科大)
彼末 有加(高知工科大)
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Q.就職活動を成功させるために、最も必要な物は何ですか?
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A.それは自分自身について真剣に考えること。そして行動力・決断力です。
まず、自分のやりたいことって一体なにだろうか?と考えてみる。もちろん、これだと明確に答えられる人は少ないと思う。でも心配しないで。
「やりたいことなんてないよ」という人でも、人よりも優れていること、人よりも夢中になれることはきっとあるはず。どんな小さなことでも良い。まずは自分の興味や、得意分野などを冷静に考えてみよう。就職活動はすべてそこから始まる。適性検査などで自己分析をすることも良いかもしれない。
注:適性検査はケンジンにもあります。興味のある人はお気軽にFUSEまでご連絡ください。
そしてここからはライバルに差を付ける宇治電究極談!
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Qすばり、宇治電にとって欲しい人材とはどんな人ですか?
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A.ズバリ、しゃべれる技術者!!性格と視野が外を向いている人である。
研究職 エンジニアなどは、日々机に向って仕事しているイメージがある。
だが、仕事の評価は誰がするかというと、上司ではなく実は「お客さん」なのである。お客さんの意見・ニーズを真剣に聞く人・聞ける人が優秀な人材と言える。また常に向上心を持ち、言われたことだけではなく、いつでも仕事全般を見通し、効率などを考えながら仕事ができる人、提案できる人でもある。このような人材を見つけるためには、一般的に学校の成績などよりも面接重視の方法になることが多い。
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Q.面接での必勝法を教えてください。
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A.自分を売り込む、ということである。
やはり、人と同じでは駄目で印象に残るかどうかが勝負である。自分だけはという心意気がほしい。また目的意識をアピールできる学生も頼もしい。「自分はこんな目標を持って会社に入るんだ」という。
印象に残るためにはガツンとくる自分の意見・意志がなくては駄目なのである。そういう意味では、なぜスーツはみんな紺色なのだろうか?(笑)
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Q.ずばり、就職活動のこれだけは!??
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A.ズバリ!自分の足を使って探せ!!!
企業情報を集める方法として、新聞やホームページ、就職雑誌など、さまざまな方法があるが、その資料だけで会社全てを分かった気になってしまう人は駄目だと思う。もしかしたらいいことばかりしか載せてないかもしれない。自分がこれから就職しようとする職場を一度も見ないで就職を決めてしまって良いだろうか!?会社の雰囲気は、紙やモニター上ではなく、実際に職場を見ることで初めて理解できると思う。高知の企業はその点絶対有利である。
会社の社内雰囲気、考え方を知る為には、就職フォーラム・アルバイト・インターン・会社訪問などにより、社員の方の話を聞いてみるの一番である。
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どうも、ありがとうございました。
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編集後記...
今日のお話の中で一番興味深かったのは「サービス」についてのお話でした。世の中には同じ様な商品に見えても、売れる商品。売れない商品があります。それはなぜでしょうか?売れる商品には、他の商品よりも魅力的なサービス(性能・安全性・デザイン・値段など)が必ずあるのです。いろいろな商品の中でこの商品を選んだという。
企業によって「欲しいサービス」は全く違うものだと思います。これから何を身につけないといけないのか?自分に何が足らないのか。普遍的なマニュアルなんてなく、一人一人が自分自身の力で考えなくてはならない。今日はそういうことを考える良いきっかけになりました。また人事の方のご苦労(学生に対して使うエネルギーの多さ)知ることができ、学生も真剣に取り組まなければ申し訳ないなと感じました。川村さん。本当にありがとうございました。
本当にやりがいのある仕事というのは自分で探すものであって、人から与えられるものではない!
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